07-g-16
[季節] 晩夏(7月) 植物季題
[季題] 蓮(はす)
[副題] 蓮華(れんげ)
はちす 蓮の花(はすのはな)
白蓮(びやくれん/びゃくれん)
紅蓮(べにはす) 蓮見(はすみ)
蓮池(はすいけ)
「はす」は「蜂巣」の略。
仏教とのかかわりが強く寺院の池また池沼に観賞用に植えられるほか水田に栽培されて食用の蓮根を作る。
白色または紅色などの普通16弁花を朝に開き開き夕に窄む。
花は大きく花弁は卵形でいわゆる蓮台形に重なり合い芳香を放つ。「にごりにしまぬ花はちす」といわれ「君子花」の異名がある。
蕾は宝珠の形をしており盆の仏壇や霊棚の花として欠かせないものである。また宗教上極楽浄土の象徴の花として蓮華という。
蓮の俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月 july haiku植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者の野田ゆたかは清月句会を主宰です。noda yutaka[季節] 晩夏(7月)植物季題[季題] 蓮(はす)[副題] 蓮華(れんげ)はちす 蓮の花(はすのはな)白蓮(びやくれん/びゃくれん)紅蓮(べにはす)蓮見(はすみ)蓮池(はすいけ)副題『蓮池』の例句ページへ リンク副題『白蓮』の例句ページへ リンク 「はす」は「蜂巣」の略。仏教とのかかわりが強く寺院の池また池沼に観賞用に植えられるほか水田に栽培されて食用の蓮根を作る。 白色または紅色などの普通16弁花を朝に開き開き夕に窄む。花は大きく花弁は卵形でいわゆる蓮台形に重なり合い芳香を放つ。「にごりにしまぬ花はちす」といわれ「君子花」の異名がある。 蕾は宝珠の形をしており盆の仏壇や霊棚の花として欠かせないものである。また宗教上、極楽浄土の象徴の花として蓮華という。<例句>/蓮の俳句 蓮のかを目にかよはすや面の鼻 芭蕉/蓮の俳句 御開祖に捧ぐ蓮とし守り継がれ 西崎佐知/象鼻杯の俳句 賑はふや早暁蓮の象鼻杯 門田窓城/蓮の俳句 百態の世界の蓮のそよぎかな 西村舟津/蓮の風俳句 阿弥陀仏拝す背らの蓮の風 松山寿美/蓮の俳句 湖の花蓮目路の限りかな 高橋泉也/蓮の俳句 風の道葉裏で示すはちすかな 岩本幸子/蓮の俳句 蓮ひらくてふ静かなる刻を待つ 近藤清女/蓮の俳句 菩提寺の大きな甕の蓮の花 嶋きさ子/蓮の俳句 供華となす門跡尼寺の蓮の花 梅田澄子/蓮の俳句 とこしへの若き遺影や蓮の花 池下よし子/蓮の俳句 明日開く蓮の莟の紅濃ゆし 佐藤美和子/蓮の俳句 蓮の花心で正座して眺む 竹内恵美子/蓮の俳句 古代色残しはちすの咲きにけり 飯岡良一/蓮の俳句 古墳守る堀の南面埋める蓮 奥田不二子/蓮の俳句 朝の気に今開かんと蓮の花 川崎郁子/象鼻杯の俳句 象鼻杯以て締め括る蓮見かな 川上真太郎/蓮の俳句 方丈に蓮の風入れ推敲す 大畠宮子/蓮の俳句 朝もやを纏ひて咲けり蓮の花 有馬やよこ/蓮の俳句 茎高に蓮咲きにけり葉を統べて 酒井牧人/蓮の俳句 植物園歴史をつなぐ大賀蓮 阿形公枝/蓮の俳句 三尊石蓮に囲まる浄土池 伊藤悦子/蓮の俳句 大池や水面に伸びる蓮の花 奥野品子/蓮の俳句 遠来をもてなすごとく花蓮 加納幸子/蓮の俳句 名刹の寺苑浄土の蓮かな 吉田静代/蓮の俳句 風を乗せ迫り来るよな蓮かな 及川輝子/蓮の俳句 遠き世の花が開けり大賀蓮 後藤允孝/蓮の俳句 雨つきて蓮の開花に魅せられて 細谷康子/蓮の俳句 人知れず蓮の花咲く隠れ沼 山本宏子/蓮の俳句 一片の散るをためらふ蓮かな 小林圭子/蓮の俳句 早暁を独り占めして蓮の花 野田ゆたか