07-d-31
[季節] 晩夏(7月) 生活季題
[季題] 虫干(むしぼし)
[副題] 御風入(かぜいれ) 曝す(さらす)
土用干(どようぼし) 虫払(むしばらひ/むしばらい)
土用の晴天の日を選んで行うことが多いので「土用干」ともいう。
年中行事として「風入れ」などと称して虫干を行う社寺も多い。
虫干の俳句 清月俳句歳時記7月の俳句、生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩夏(7月) 生活季題 [季題] 虫干(むしぼし) [副題] 虫払(むしばらひ/むしばらい) 曝書(ばくしよ/ばくしょ) 土用干(どようぼし) 風入(かぜいれ) 梅雨明けに、衣類や書物を陰干し、湿気を取り、黴や虫の害を防ぐこと。 土用の晴天の日を選んで行うことが多いので「土用干」ともいう。年中行事として「風入れ」などと称して虫干を行う社寺も多い。 書画の虫干は特に「曝書」という。<例句>虫干しの俳句 虫干や戯画の継ぎ目に寺の印 山口正秋/虫干しの俳句 八畳間魚拓ならべて虫干す 高橋泉也/虫干しの俳句 虫干や一枚づつに袖通し 古川春美/虫干しの俳句 虫干の着物に母を偲びつつ 奥野品子/虫干しの俳句 虫干の古書に日蔭の風を入れ 戸本文雄/虫干しの俳句 お茶会の思ひ出しばし虫干す 土舘イサ/虫干しの俳句 虫干の古きを思ふ匂ひかな 山田笑子/虫干しの俳句 虫干や母の形見の畳紙古り 小笠原ひろみ/虫干しの俳句 虫干の行李に母の匂ふよな 菅沼良子/虫干しの俳句 虫干や裏地なまめく紅絹の色 阿形公枝/虫干しの俳句 虫干や大正昭和眺めつゝ 瀧尻久美子/虫干しの俳句 虫干や干すは早いが終ふ手間 津田喜美/虫干しの俳句 思ひ出を吊す虫干部屋に満つ 嶋きさ子/虫干しの俳句 虫干やまだ捨てがたき中折れ帽 吉田静代/虫干しの俳句 虫干しや昔の染みもなつかしく 柏村陽子/虫干しの俳句 邪気払ふ鍾馗を飾り風とほす 中山泰山/虫干しの俳句 虫干や母の手垢の桐箪笥 保坂道子/虫干しの俳句 御文庫も虫干らしく扉開け 北川紀美子/虫干しの俳句 着ぬ物を虫干のして又仕舞ふ 大西吉子