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[季節] 仲夏(6月)         植物季題
 
[季題] 若竹(わかたけ)
 
[副題] 今年竹(ことしだけ)
 

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 皮を脱いだ筍はたちまち生長して親竹をしのぐほどになる。
 
 葉は浅みどりに拡がり透きとおるように明るく幹も淡緑ですがすがしく一目で今年竹とわかる。
若竹の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 仲夏(6月)植物季題[季題] 若竹(わかたけ)[副題] 今年竹(ことしだけ)副題『今年竹』の例句へ皮を脱いだ筍はたちまち生長して親竹をしのぐほどになる。葉は浅みどりに拡がり透きとおるように明るく幹も淡緑ですがすがしく一目で今年竹とわかる。/若竹の俳句 若竹や拠無き傾ぎやう 松山寿美/若竹の俳句 若竹の止まるを知らぬ勢ひかな 山中明石/若竹の俳句 若竹や風遊ばせてゐる札所 中橋京子/若竹の俳句 若竹の風遊ばせてゐる梢 瀬尾睦夫/若竹の俳句 若竹のぐんと伸びたる丈見上ぐ 古川春美/若竹の俳句 若竹や母の味つぐべこの餅 三浦光芳/若竹の俳句 若竹や梢撓ひて風を呼ぶ 津田喜美