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[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)植物季題
 
[季題] 木下闇(こしたやみ)
 
[副題] 下闇(したやみ)
 

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 夏の木々が鬱蒼と茂るさま。
 
 樹下は日光が遮られ昼とは思えぬ暗さで昼なお暗いという感じである。
 
 明るい場所から急に入る時など特に暗く感じる。 
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木下闇の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/ [季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)植物季題[季題]木下闇(こしたやみ)[副題]下闇(したやみ)▼副題『下闇』の例句へ 夏の木々が鬱蒼と茂るさま。樹下は日光が遮られ昼とは思えぬ暗さで昼なお暗いという感じである。明るい場所から急に入る時など特に暗く感じる。/木下闇の俳句 須磨寺やふかぬ笛きく木下やみ 松尾芭蕉/木下闇の俳句 神寂びて三輪明神の木下闇 西村舟津/木下闇の俳句 御陵の降り昏らみゆく木下闇 松山寿美/木下闇の俳句 公園の近道木下闇を行く 菊地茂吉/木下闇の俳句 羊腸の樫の続く木下闇 横田壽賀子/木下闇の俳句 日蓮の墓の在処の木下闇 宇都宮美智子/木下闇の俳句 吾に似し羅漢にまみゆ木下闇 吉井竹志/木下闇の俳句 首堂の回り寂々木下闇 山本宏子/木下闇の俳句 重昂の墓は舎利塔木下闇 駒田暉風/木下闇の俳句 木下闇傾ぐ飢饉の供養塔 姉歯義ひろ/木下闇の俳句 水滴の葉を光らせて木下闇 石崎そうびん/木下闇の俳句 山気吸ふ稲荷大杜の木下闇 辻多津子/木下闇の俳句 木下闇ぽたりと肩に雨雫 松阪久美子/木下闇の俳句 寺下る走り根の道木下闇 中山泰山/木下闇の俳句 矢印の奥まる祠木下闇 岸野幸子/木下闇の俳句 千年の伐らずの杜の木下闇 竹中三津子/木下闇の俳句 記念碑に顔近づけて木下闇 田中由美子/木下闇の俳句 南朝の千体佛や木下闇 西岡甲子/木下闇の俳句 順路逸れ方位失ふ木下闇 野田ゆたか