06-f-12
007.gif
[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題
 
[季題] 閑古鳥(かんこどり)
 
[副題] 郭公(くわくこう/かっこう)かつこどり(かっこどり)
 
 
        副題『郭公』の例句へ
 
 
 郭公のことである。
 
 5月半ばころに南方から飛来する夏鳥で低山や平地の樹林に棲息する。
 
 卵を頬白・鵙・葭切などに孵化させる托卵の習性は時鳥と同じである。
 
 形も大型ではあるがよく似ているため昔から時鳥と混同されることがあった。
 
 鳴き声はクワクコウ・カッコウ・ハッポウなどと聞こえるのですぐに識別できる。
 
 羽色は雌雄同色やはり時鳥に似ている。
 
閑古鳥の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題[季題] 閑古鳥(かんこどり)[副題] 郭公(くわくこう/かっこう)かつこどり(かっこどり)副題『郭公』の例句へ郭公のことである。5月半ばころに南方から飛来する夏鳥で低山や平地の樹林に棲息する。卵を頬白・鵙・葭切などに孵化させる托卵の習性は時鳥と同じである。形も大型ではあるがよく似ているため昔から時鳥と混同されることがあった。鳴き声はクワクコウ・カッコウ・ハッポウなどと聞こえるのですぐに識別できる。羽色は雌雄同色やはり時鳥に似ている。/閑古鳥の俳句 うき我をさびしがらせよかんこどり 松尾芭蕉/閑古鳥の俳句 鳴き止みて山深うなる閑古鳥 林雄次郎/閑古鳥の俳句 閑かさや野中の寺の閑古鳥  岩本和行/閑古鳥の俳句 往き交ひの野良着の忙し閑古鳥 阿部和雄/千曲川の俳句 千曲川望む城跡閑古鳥 伊藤悦子