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[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題
 
[季題] (かつを/かつお)
 
[副題] 鰹釣(かつをつり/かつおつり)
 
    鰹船(かつをぶね/かつおぶね)
 
 
 鰹は黒潮に乗って南方から回遊北上し2〜3月ごろに八重山・宮古海域に現れ5月ごろ東海方面に姿を現し7〜8月に三陸沖に達する。
 
 鰹漁も鰹を追って順次北上していく。
 
 漁獲の最盛期は6〜7月で枕崎・高知・勝浦などから幾百艘の鰹船が出動し生鰯を寄餌にして一船10数人が舷に並び疑似餌仕掛けの長い釣竿で豪快に釣り上げる。
 
  ※「初鰹」は別題(初夏・5月)となる。
 
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鰹の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題[季題]鰹(かつを/かつお)[副題]鰹釣(かつをつり/かつおつり)鰹船(かつをぶね/かつおぶね)鰹は黒潮に乗って南方から回遊北上し2〜3月ごろに八重山・宮古海域に現れ5月ごろ東海方面に姿を現し7〜8月に三陸沖に達する。鰹漁も鰹を追って順次北上していく。漁獲の最盛期は6〜7月で枕崎・高知・勝浦などから幾百艘の鰹船が出動し生鰯を寄餌にして一船10数人が舷に並び疑似餌仕掛けの長い釣竿で豪快に釣り上げる。「初鰹」は別題となる。/鰹売りの俳句 鰹売いかなる人を酔すらん 松尾芭蕉/鰹船の俳句 水揚げをしつゝ出支度鰹船 岡村紀洋/鰹釣るの俳句 鰹釣る舟か小さく水脈を曳く 橘川 重/鰹焼くの俳句 浜風や藁の焔に鰹焼く 小笠原ひろみ/生鰹の俳句 はちきんと可盃遊び生鰹 橋本幹夫/鰹市の俳句 糶声も黒潮訊り鰹市 高橋泉也/鰹の俳句 この鰹土佐の沖より揚りきし 野田ゆたか