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[季節] 初夏(5月)         動物季題

[季題] 初鰹(はつがつを/はつがつお)

[副題] 初松魚(はつがつを/はつがつお)
 
 
 鰹は黒潮に乗って北上するが遠州灘を越えて伊豆半島を回るころになると脂が乗ってくる。
 
 これが青葉の茂る5〜6月ごろでこのころ捕れる走りの鰹を初鰹という。
 
 江戸時代には初物好きの江戸っ子に珍重された。
 
 食べ物の季節感が薄れた現代においてもなお初鰹という感覚が残っていて句に詠まれる。
初鰹の俳句 清月俳句歳時記5月の動物俳句のページです。例句は、編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初夏(5月) 動物季題 [季題] 初鰹(はつがつを/はつがつお) [副題] 初松魚(はつがつを/はつがつお) 鰹は黒潮に乗って北上するが、遠州灘を越えて伊豆半島を回るころになると、脂が乗ってくる。 これが青葉の茂る5、6月ごろで、このころ捕れるはしりの鰹を初鰹という。江戸時代には初物好きの江戸っ子に珍重された。 食べ物の季節感が薄れた現代においてもなお、初鰹という感覚が残っていて苦に詠まれる。 初鰹の俳句 鎌倉を生て出けむ初鰹 松尾芭蕉 初鰹の俳句 祝儀値にとぶ糶声や初鰹 岡村紀洋 初鰹の俳句 船霊に柏手打ちて初鰹 森本恭生 初鰹の俳句 土佐札所打ち終ふ宿の初鰹 土井木賊 初鰹の俳句 初鰹さしみ土佐流厚く切る 久保田昌子 初鰹の俳句 初鰹荷あげの声の威勢よし 村上節子 初鰹の俳句 せつかちと云ふも生方初鰹 野田ゆたか