06-f-10
[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題
[季題] 蝸牛(かたつむり)
[副題] でで虫 でんでん虫
でんでん虫と呼ばれ親しまれている。
2〜3センチの渦巻形の貝殻を背負う陸の巻貝で2対の触角のうち長い方の先端に目がある。
湿気の多い所を好み梅雨時に多く発生し木や草野菜などに這い上がり若芽や若葉を食う。
食用になる種もある。
蝸牛の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題[季題]蝸牛(かたつむり)[副題]でんでんむし ででむし副題『でで虫』の例句へ でんでん虫と呼ばれ親しまれている。2〜3センチの渦巻形の貝殻を背負う陸の巻貝で2対の触角のうち長い方の先端に目がある。湿気の多い所を好み梅雨時に多く発生し木や草野菜などに這い上がり若芽や若葉を食う。食用になる種もある。/須磨明石の俳句 かたつぶり角ふりわけよ須磨明石 松尾芭蕉/蝸牛の俳句 大阿蘇を背らに馬柵の蝸牛 稲福昌一/蝸牛の俳句 執拗の子等に根気の蝸牛 門田窓城/蝸牛の俳句 蝸牛角が確かむ雨意の空 飯岡良一/蝸牛の俳句 雨になり這ひ出して来る蝸牛 前田甲山/蝸牛の俳句 蝸牛閨を背負ひて雨を待つ 北川紀美子/蝸牛の俳句 禅林の明るき雨に蝸牛 西岡甲子/蝸牛の俳句 あわてずにゆっくり行こう蝸牛 小川和子/蝸牛の俳句 表札はありし日のまゝ蝸牛 若林柾矢/露座仏の俳句 露座佛の手に蝸牛角を出し 吉田静代/蝸牛の俳句 晩成の老いの才覚蝸牛 橋本幹夫/蝸牛の俳句 蝸牛関守石に角振りぬ 東 嘉子/雨蝸牛の俳句 木曽谷も伊那谷も雨蝸牛 清水恵山/亀石の俳句 亀石の背中伝ひぬ蝸牛 石崎そうびん/蝸牛の俳句 雨上り竹垣急ぐ蝸牛 福島二美/蝸牛の俳句 旅の宿かたつむりまで友として 瀧尻久美子/蝸牛の俳句 急がねば車が来るぞ蝸牛 筒井省司/蝸牛の俳句 蝸牛何処に急ぐにはか雨 木村宏一/蝸牛の俳句 今年また同じ木にゐし蝸牛 野田ゆたか