06-a-02
[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)時候季題
[季題] 短夜(みじかよ)
[副題] 明易し(あけやすし) 夏の朝(なつのあさ)
夏の夜の短い感じをいう。
暑さで寝苦しいのでたちまち朝になってしまう。
明けやすい夜を惜しむ心はことに後朝(きぬぎぬ)の歌として古来和歌に詠まれてきた。
俳句には「日永」は春・「短夜」は夏・「夜長」は秋・「短日」は冬とそれぞれその季節の感じを表した季題がある。
短夜の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets-June noda yutaka/[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月) 時候季題[季題] 短夜(みじかよ)[副題] 明易し(あけやすし) 夏の朝(なつのあさ)夏の夜の短い感じをいう。暑さで寝苦しいのでたちまち朝になってしまう。明けやすい夜を惜しむ心はことに後朝(きぬぎぬ)の歌として古来和歌に詠まれてきた。副題『明易し』の例句ページへ副題『夏の朝』の例句ページへ俳句には「日永」は春・「短夜」は夏・「夜長」は秋・「短日」は冬とそれぞれその季節の感じを表した季題がある。/短夜の俳句 皷子花の短夜ねぶる昼間哉 松尾芭蕉/短夜の俳句 短夜や旅の名残りの露天湯に 西ア佐知/短夜の俳句 短夜の覚めて忘るる夢ばかり 岡崎桜雲/宿直の俳句 短夜の瞼しばたく宿直かな 西村舟津/晩学の俳句 短夜や晩学と言ふ負け惜しみ 辻本和子/病の俳句 短夜のメール打つ音病床に 秋山英身/短夜の俳句 短夜の夢来し方を行き戻り 伊藤知子/短夜の俳句 短夜のまどろみ夢かうつつかと 橘川 重/短夜の俳句 短夜の語らひ尽きぬ別れかな 西岡甲子/短夜の俳句 短夜をなほ短くす旅まくら 及川輝子/バスの俳句 短夜の高速バスは闇の中 橋本幹夫/雨戸の俳句 短夜や雨戸の隙よりもう明けぬ 前田卯生/姉妹の俳句 短夜や話つきざり老姉妹 大西吉子/短夜の俳句 短夜の夢のつづきを蔵いけり 白根鈴音/短夜の俳句 短夜もスケジュールには変りなく 中島季世/短夜の俳句 短夜のバルセロナ街港見に 長谷山由実/短夜の俳句 短夜や夢の続きを今一度 柏村陽子/短夜の俳句 短夜や読みかけの本朝日さす 福島二美/短夜の俳句 短夜や資格試験のせまり来る 野田ゆたか