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[季節] 初夏(5月)         植物季題
 
[季題] 卯の花(うのはな)
 
[副題] 花卯木(はなうつぎ)
    卯の花匂う(うのはなにほふ/うのはなにおう)
    卯の花垣(うのはながき)
    卯の花月夜(うのはなづくよ)
 
 副題の『花卯木』の例句へ   副題の『卯の花匂う』の例句
 
 副題の『卯の花月夜』の例句
 

 山野に自生しているが生垣などにも植えられる。
 
 「空木の花」の略称である。
 
 空木の名の起こりは幹の中が空(うつろ)であることからきているという。
 
 5月ごろ白色五弁の白い小花をしだれた小枝に群がりつけ、ひそかに咲いているのは趣がある。
 
 この花を見かけると梅雨も近い。
卯の花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 May haiku a  glossary of seasonal words for haiku poets-deutzia/[季節] 初夏(5月).植物季題[季題] 卯の花(うのはな)[副題] 花うつぎ(はなうつぎ)山うつぎ(やまうつぎ)卯の花垣(うのはながき)▼副題の『花卯木』の例句へ▼副題の『卯の花匂う』の例句へ▼副題の『卯の花月夜』の例句へ山野に自生しているが生垣などにも植えられる。「空木の花」の略称である。空木の名の起こりは幹の中が空(うつろ)であることからきているという。5月ごろ白色五弁の白い小花をしだれた小枝に群がりつけ、ひそかに咲いているのは趣がある。この花を見かけると梅雨も近い。/卯の花の俳句 梅こひて卯花拝むなみだ哉 松尾芭蕉/卯の花の俳句 卯の花や雨意の白さを零しをり 西ア佐知/卯の花の俳句 卯の花の次々咲くもこぼるるも 松山寿美/卯の花の俳句 卯の花の匂ふ籬や神の庭 嶋きさ子/卯の花の俳句 卯の花や籬の上の月に暈 市原遊亀/卯の花の俳句 白妙の卯の花しだる花明り 加納幸子/卯の花の俳句 卯の花や幾たび人に救われし 野田ゆたか