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[季節] 初夏(5月)         植物季題
 
[季題] 新樹(しんじゆ/しんじゅ)
 

[副題] 新樹晴(しんじゆばれ/しんじゅばれ)
    新樹光(しんじゆこう/しんじゅこう)
 
       新樹の香(しんじゆのか/しんじゅのか)
    新樹冷(しんじゆびえ/しんじゅびえ)
 

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 若葉の萌え出た初夏の樹木をいう。
 
 古くは鎌倉時代の文献にもあり語感がいいことから大正以降さらに詠まれるようになった。
 
 俳句では若葉の樹木を主体とする場合に「新樹」と詠み若葉が茂る風景・若葉の緑を主体とする場合は「新緑」と使い分けられている。
 
    ※「新緑」は別題となる。
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新樹の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 May haiku a  glossary of seasonal words for haiku poets/[季節] 初夏(5月)植物季題[季題] 新樹(しんじゆ/しんじゅ)[副題] 新樹晴(しんじゆばれ/しんじゅばれ)新樹光(しんじゆこう/しんじゅこう)新樹の香(しんじゆのか/しんじゅのか)新樹冷(しんじゆびえ/しんじゅびえ)▼副題『新樹晴』の例句へ▼副題『新樹光』の例句へ▼副題『新樹の香』の例句へ▼副題『新樹冷』の例句へ 若葉の萌え出た初夏の樹木をいう。古くは鎌倉時代の文献にもあり語感がいいことから大正以降さらに詠まれるようになった。俳句では若葉の樹木を主体とする場合に「新樹」と詠み若葉が茂る風景・若葉の緑を主体とする場合は「新緑」と使い分けられている。※「新緑」は別題となる。/新樹の俳句 祇王祇女祀る庵の庭新樹 山ロ正秋/新樹の俳句 宿坊の目覚めし朝の新樹かな 姉歯義ひろ/新樹の俳句 信号の青に溶け入る夜の新樹 西崎佐知/新樹の俳句 静寂のダム湖を包む新樹かな 西村舟津/新樹の俳句 歩一歩新樹深めゆきて城 門田窓城/新樹の俳句 日の斑にも色を染めたる新樹かな 稲福昌一/新樹の俳句 山新樹なるも篁黄ばみけり 吉井竹志/新樹の俳句 新樹映ゆステンドグラスてふ聖堂 高橋泉也/新樹の俳句 病床の妻に新樹の風を入れ 若林柾矢/新樹の俳句 勅使門固く閉じあり宮新樹 松山寿美/新樹の俳句 新樹雨審れて明るき句会かな 能口和子/新樹の俳句 老のみの里となりても新樹燃ゆ 飯岡良一/新樹の俳句 風孕み一山揺らぐ新樹かな 辻多津子/新樹の俳句 雲切れて日に透け新樹輝けり 鈴木芳子/新樹の俳句 一景の新樹波立つ湖北かな 橋本正勝/新樹の俳句 ロープウェイ着けば新樹の天守閣 栗林清瑶/新樹の俳句 晴れて来し新樹明りの下屋敷 近藤清女/新樹の俳句 黒潮へ迫り出す岬の新樹かな 小笠原ひろみ/新樹の俳句 木洩日に新樹色なる磴のぼる 水野恵以/新樹の俳句 月影に真夜の新樹の匂ひ立つ 川上真太郎/新樹の俳句 目印の一本杉の新樹かな 中田吟子/新樹の俳句 法の坂新樹のなかを登りゆく 樋口千恵/新樹の俳句 乳母車押す若き母園新樹 吉本昌女/新樹の俳句 青々と新樹の光る神の森 佐藤美和子/新樹の俳句 女人高野朱の塔映ゆる新樹かな 山本とも江/新樹の俳句 揺れゆれる新樹のさやぎ身にまとふ 山本文栄/新樹の俳句 陵の瑞気したたる新樹かな   酒井牧人/新樹の俳句 新樹立つ大きな影の揺れてをり 小川和子/新樹の俳句 街騒を遠く古刹の新樹かな 松葉律子/新樹の俳句 先づ仰ぐ裸婦像眩し新樹かな 西岡甲子/新樹の俳句 新樹には吾を鼓舞する何かある 野田ゆたか