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[季節] 初夏を主に三夏(旧暦4月16日から7月15日)行事季題

[季題] 安居(あんご)

[副題] 夏籠(げごもり)夏行(げぎやう/げぎょう)
    解夏(げげ)  結夏(けつげ) 夏入(げいり)

    夏断(げだち) 夏書(げがき) 夏花(げばな)
    雨安居(うあんご)
 
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 僧侶が修道のため期間中一室に籠り精進修行すること。

 安居は梵語の雨期の意で万物が生長・発育するのを妨げたり殺生しないようにするという釈迦の教えによる。

 日本では古く宮中に始まり一般仏家に広まった。

 期間を前安居・中安居・後安居の三つに分け安居に入るのを結夏・安居の終るのを解夏という。

 この間飲酒肉食を断つことを夏断という。

 俗家でも経文を書き写し読誦する。経文を写すことを夏書という。

 俗家でも仏壇に樒など花を供え諸仏を供養する。供える花を夏花という。
安居の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の5月の行事俳句のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、有季定形俳句・伝統俳句のインターネット俳句会「清月」を主宰しています。例句は清月の出句・引鶴誌の雑詠および松尾芭蕉の俳句から抽出しています。[季節]初夏を主に三夏(旧暦4月16日から7月15日)行事季題[季題]安居(あんご)[副題]夏籠(げごもり)夏行(げぎやう/げぎょう)解夏(げげ)結夏(けつげ)夏入(げいり)夏断(げだち)夏書(げがき)夏花(げばな)雨安居(うあんご)▼副題『夏書』の例句ページへ リンク▼副題『夏花』の例句ページへリンク/僧侶が修道のため期間中一室に籠り精進修行すること。安居は梵語の雨期の意で万物が生長・発育するのを妨げたり殺生しないようにするという釈迦の教えによる。日本では古く宮中に始まり一般仏家に広まった。期間を前安居・中安居・後安居の三つに分け安居に入るのを結夏・安居の終るのを解夏という。またこの期間中飲酒肉食を断つことを夏断という。この間俗家でも経文を書き写し読誦する。経文写すことを夏書という。この間俗家でも仏壇に花(樒)を供えて諸仏を供養する。この花を夏花という。<例句>/安居の俳句 八相の始祖みそなはす安居かな 舘野翔鶴/安居の俳句 写経の間しばしの安居心かな 西ア佐知/安居の俳句 声明の低く流れる安居かな 中橋京子/安居寺の俳句 透かし垣法話洩れくる安居寺 清水恵山/安居寺の俳句 勤行の後の静けさ安居寺 野田ゆたか