04-g-11
[季節] 晩春(4月) 植物季題
[季題] 藤(ふぢ/ふじ)
[副題] 藤棚(ふぢだな/ふじだな)
懸り藤(かかりふぢ/かかりふじ)
藤の花(ふぢのはな/ふじのはな)
山藤(やまふぢ/やまふじ)
白藤(しらふぢ/しらふじ)
藤浪(ふぢなみ/ふじなみ)
藤の房(ふぢのふさ/ふじのふさ)
野田藤(のだふぢ/のだふじ)
山野に自生もするが観賞用に庭園や公園などに植えられる。
寺苑・神苑などにその名所が多い。
藤棚から垂れる花房は明るい紫色で見事な晩春の景色となる。
白花の藤もまた清楚で気品がある。
花房が短いのは山藤。
蝶形花を長く総状にたくさんつけるのは野田藤。
藤の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 藤(ふぢ/ふじ) [副題] 藤棚(ふぢだな/ふじだな)懸り藤(かかりふぢ/かかりふじ)藤の花(ふぢのはな/ふじのはな)山藤(やまふぢ/やまふじ)白藤(しらふぢ/しらふじ)藤浪(ふぢなみ/ふじなみ)藤の房(ふぢのふさ/ふじのふさ)野田藤(のだふぢ/のだふじ)▼副題『藤棚』の例句へ▼副題『懸り藤』の例句へ▼副題『藤の花』の例句へ▼副題『山藤』の例句へ▼副題『白藤』の例句へ▼副題『藤浪』の例句へ▼副題『藤の房』の例句へ▼副題『野田藤』の例句へ山野に自生もするが観賞用に庭園や公園などに植えられる。寺苑・神苑などにその名所が多い。藤棚から垂れる花房は明るい紫色で見事な晩春の景色となる。白花の藤もまた清楚で気品がある。花房が短いのは山藤。蝶形花を長く総状にたくさんつけるのは野田藤。野田藤の名は足利義詮・豊臣秀吉が摂津国の野田(地名)の藤を愛でたことに由来するという。/藤の俳句 藤盛り高野の末寺垣結はず 西ア佐知の俳句/藤の俳句 藤散りて水琴窟の音虚し 西村舟津の俳句/藤の俳句 麝香藤ほかの木々の香寄せつけず 松山寿美の俳句/藤の俳句 藤愛つるかの川風でありにけり 門田窓城の俳句/藤の俳句 藤垂れてかすかに風を誘ひをり 長嶺 勇の俳句/藤の俳句 藤の雨学苑静かなる亭午 南部静季の俳句/藤の俳句 百千の虻の痴れ飛ぶ藤盛り 横田壽賀子の俳句/藤の俳句 ふくよかな房ふれあひし藤の棚 吉田静代の俳句/藤の俳句 友人は旧家のあるじ藤日和 佐藤美和子の俳句/藤の俳句 光り落つ滴紫藤の雨 山本とも江の俳句/藤の俳句 藤垂るる湖底の村の望郷碑 東 嘉子の俳句/藤の俳句 藤かかる高野街遭九十九折 松阪久美子の俳句/藤の俳句 対岸の藤に誘はれ乗る野猿 池田幸恵の俳句/藤の俳句 藤を見に行くてふ夫は数珠を手に 野田ゆたかの俳句