04-g-07
[季節] 晩春(4月) 植物季題
[季題] 沈丁花(ぢんちやうげ/じんちょうげ)
[副題] 沈丁(ぢんちやう/じんちょう)
丁字(ちやうじ/ちょうじ)
庭木として植えられることが多く冬のころから蕾が群がって生じ早春から開花する。
蕾の外側は赤がかった紫色で咲くと内面は白い。
和名の由来は沈香と丁字の香りをあわせ持つからとも香りは沈香で花の形は丁字であるからともいわれる。
沈丁花の俳句 清月俳句歳時記4月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 沈丁花(ぢんちやうげ/じんちょうげ)[副題] 丁字(ちやうじ/ちょうじ) 沈丁(ぢんちやう/じんちょう) 庭木として植えられることが多く、冬のころから蕾が群がって生じ、早春から開花する。 蕾の外側は赤がかった紫色で、咲くと内面は白い。 中国原産。和名の由来は沈香と丁字の香りをあわせ持つからとも、香りは沈香で花の形は丁字であるからともいわれる。▼副題『沈丁』の例句へ▼副題『丁字』の例句へ
<例句>/沈丁花の俳句 しばらくは薄暮寄せざる沈丁花 西ア佐知/沈丁花の俳句 沈丁花狭庭に残る香を惜しむ 松山寿美/沈丁花の俳句 通りすぎ振りかえり見る沈丁花 綾井美/沈丁花の俳句 細やかに襲ねる色の沈丁花 西村舟津/沈丁花の俳句 沈丁花うしろの闇の濃かりけり 飯岡良一/沈丁花の俳句 年毎に待たるる庭の沈丁花 林雄次郎/沈丁花の俳句 ふと気付く香に導かれ沈丁花 加藤ひかり/沈丁花の俳句 沈丁花放つ香気のなつかしく 松阪久美子/沈丁花の俳句 全開の香りの濃ゆく沈丁花 久保田昌子/沈丁花の俳句 沈丁花匂ふに琴の音の高し 熊谷清美/沈丁花の俳句 沈丁花月明に照り香るなり 山口丘刀/沈丁花の俳句 バス停のそばで馥郁沈丁花 前田甲山/沈丁花の俳句 暮れなずむ道三の寺沈丁花 石崎そうびん/沈丁花の俳句 沈丁花香り豊かに屋敷街 津田喜美/沈丁花の俳句 駅裏のほの明りして沈丁花 土屋 勝/沈丁花の俳句 沈丁花風よびよせて香を放つ 大谷民子/沈丁花の俳句 鳩杖の母はまぼろし沈丁花 池下よし子/沈丁花の俳句 二歩三歩過ぎて香り来沈丁花 足立山渓/沈丁花の俳句 咲いたよと夜道に香る沈丁花 迫間喜美子/沈丁花の俳句 漆黒の闇の芳香沈丁花 川上真太郎