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[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)動物季題

[季題] (てふ/ちょう)

[副題] 紋白蝶(もんしろてふ/もんしろちょう)
    紋黄蝶(もんきてふ/もんきちょう)
    胡蝶(こてふ/こちょう)
    蝶々(てふてふ/ちょうちょう)
    初蝶(はつてふ/はつちょう)
 
 
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 蝶は四季を通じて見かけるが俳句で単に「蝶」と詠めば春の季題とる。
 
 我が国には在来種で約230種の蝶が確認されている。
 
 春になって最初に姿を見せるのは小形で優しい紋白蝶や紋黄蝶。
 
 菜の花をはじめ色とりどりの春の花に蝶の舞うさまには風情がある。
 
 胡蝶は蝶の異称。
 
 
 ※大型の揚羽蝶類は「夏の蝶(6月・三夏)」に分類される。
 
 ※春以外の蝶は夏の蝶・秋の蝶・冬の蝶・凍蝶などと詠まれ別題となる。
 
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蝶の俳句 清月俳句歳時記4月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月) 動物季題 [季題] 蝶(てふ/ちょう) [副題] 紋白蝶(もんしろてふ/もんしろちょう) 紋黄蝶(もんきてふ/もんきちょう) 胡蝶(こてふ/こちょう) 蝶々(てふてふ/ちょうちょう) 初蝶(はつてふ/はつちょう) 揚羽蝶(あげはてふ/あげはちょう) 蝶は四季を通じて見かけるが、俳句で単に「蝶」と詠めば春の季題となる。 我が国には在来種で約230種の蝶が確認されている。春、最初に姿を見せるのは、小形で優しい紋白蝶や紋黄蝶です。 菜の花をはじめ、色とりどりの春の花に蝶の舞うさまには風情がある。 春以外の蝶は、夏の蝶、秋の蝶、冬の蝶、凍蝶などと詠まれ別題となる。  /蝶の俳句 物好や匂はぬ草にとまる蝶 松尾芭蕉 /蝶の俳句 聞きたきを逢へば忘れし蝶の昼 稲福昌一 /蝶の俳句 一瞬の風に紛れて蝶の消ゆ 吉井竹志 /蝶の俳句 ジグザグと飛びて忙しき蝶の昼 西村舟津 /蝶の俳句 渓風に吹き煽られし八鬼の蝶 若林柾矢 /蝶の俳句 ラベンダーの小揺れに蝶の白く舞ふ 奥田不二子 /黄蝶の俳句 ローカル線黄蝶ひらと乗車せり 長嶺 勇 /番蝶の俳句 青空や名草に絡む番蝶 及川輝子 /蝶の俳句 蝶追って通れぬ橋を渡りをり 川崎孝二 /蝶の俳句 雲形の蝶の飛び立つ日の近し 池田幸恵 /蝶の俳句 五十歩は蝶と道連れ姫街道 駒田暉風 /蝶々の俳句 蝶々の寄添ひし舞ふ右ひだり   山口美琴 /蝶の俳句 蝶止るふはりひと舞見せしあと 藤本春苑 /蝶の俳句 大袋庵句座と借りもす昼の蝶 西ア佐知 /蝶の俳句 子等去りし秘密の基地の蝶来る 林雄次郎 /黄蝶の俳句 煌めける空へ相思の黄蝶かな 橋本幹夫 /蝶の俳句 清明の空に白蝶見失ふ 山本青水 /蝶の俳句 さつきまで蝶が来てゐた雨の庭 野田ゆたか