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[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)天文季題
 
[季題] (つちふる
 
[副題] (ばい)
 
    黄沙(くわうさ/こうさ) 黄塵(くわうじん/こうじん)
 
 
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        ▼ 副題の『黄塵』の例句へ

        ▼ 副題の『霾天』の例句へ
 
 
 春になるとモンゴルや中国北部で強風のために吹き上げられた多量の砂塵が偏西風に乗って日本に飛来し空を覆い太陽の光を隠す現象をいう。
 
 空は黄褐色となり屋根や駐車車など地上に降る。
 
 俳句では「黄沙」と表記するが気象用語では「黄砂」と表記する。
 
 関西や九州地方で空がどんよりと黄色っぽくなり太陽も霞む。
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つちふるの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)天文季題[季題] 霾(つちふる)[副題] 霾(ばい)黄沙(くわうさ/こうさ) 黄塵(くわうじん/こうじん)副題の『黄沙』の例句ページへ リンク副題の『黄塵』の例句ページへ リンク副題の『霾天』の例句ページへ リンク春になるとモンゴルや中国北部で強風のために吹き上げられた多量の砂塵が偏西風に乗って日本に飛来し空を覆い太陽の光を隠す現象をいう。空は黄褐色となり屋根や駐車車など地上に降る。伝統俳句では「黄沙」と表記するが気象用語では「黄砂」と表記する。関西や九州地方で空がどんよりと黄色っぽくなり太陽も霞む。つちふるの俳句 霾汚れして市長像園統ぶる 村上唯志つちふるの俳句 霾ぐもり日輪月の如くあり 西ア佐知つちふるの俳句 霾りて力なき日の沈みゆく 林雄次郎つちふるの俳句 望郷の魂を乗せ来る霾の風 三浦光芳つちふるの俳句 霾や燈明いろの日の在処 市原遊亀つちふるの俳句 海と空溶け入る彼方霾ぐもり 池下よし子つちふるの俳句 霾や兵士の塚は風ばかり 野田ゆたか/つちふるの俳句 昼灯すシャッター街やよなぐもり 石崎そうびん/つちふるの俳句 霾や首塚墓標苔むして 後藤允孝/大和三山の俳句 遠く見ゆ大和三山霾れる 松山寿美/高安山の俳句 霾れる高安山を遠くして 水野恵以/つちふるの俳句 霾りて彼方にほのか朱の鳥居 嶋きさ子/つちふるの俳句 臨海の工場群や霾れり 能口和子/つちふるの俳句 霾や車にうすきハートの絵 木村宏一