03-a-02
[季節] 仲春(3月5日ごろ) 時候季題
[季題] 啓蟄(けいちつ)
[副題] 地虫穴を出づ(ぢむしあなをいづ/じむしあなをいず)
地虫出づ(ぢむしいづ/じむしいず)
蟻穴を出づ(ありあなをいづ/ありあなをいず)
二十四節気の一つで新暦3月5日ごろにあたる。
土中にじっと冬眠していた蟻・蛇・蜥蜴・蛙などの地虫類が春暖の候になって穴を出ることをいう。
またその出た虫をいう。
語源は地中にこもる蟄(虫)が地上に姿を現す啓(時期)ということからきている。
啓蟄の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 仲春(3月5日ごろ)時候季題[季題] 啓蟄(けいちつ)[副題] 地虫穴を出づ(ぢむしあなをいづ/じむしあなをいず)地虫出づ(ぢむしいづ/じむしいず)地穴を出づ(ありあなをいづ/ありあなをいず)地虫(ぢむし/じむし)副題『地虫出づ』の例句ページへ リンク二十四節気の一つで新暦3月5日ごろにあたる。土中にじっと冬眠していた蟻・蛇・蜥蜴・蛙などの地虫類が春暖の候になって穴を出ることをいう。またその出た虫をいう。語源は地中にこもる蟄(虫)が地上に姿を現す啓(時期)ということからきている。/啓蟄の俳句 啓蟄や菰をはずせし城の木々 稲福昌一/啓蟄の俳句 啓蟄や子等水か好き土が好き 西ア佐知/啓蟄の俳句 啓蟄や蝦夷地の虫のまだ覚めず 和泉清一/啓蟄の俳句 啓蟄の箒目正す修行僧 森本恭生/啓蟄の俳句 啓蟄や鍬打つ土に動くもの 姉歯義ひろ/啓蟄の俳句 啓蟄の土をほじくり雀飛ぶ 土井木賊/啓蟄の俳句 啓蟄や漢検合格子に通知 秋山英身/啓蟄の俳句 啓蟄やそっと踏み出す猫の足 林雄次郎/啓蟄の俳句 啓蟄や冷き雨にあとずさり 本田敏子/啓蟄の俳句 啓蟄や古木の洞に動くもの 田川 栄/啓蟄の俳句 啓蟄や野に古びたる道祖神 松山寿美/啓蟄の俳句 啓蟄や檻の獣の息づかひ 橋本幹夫/啓蟄の俳句 啓蟄やブルドーザーの音が好き 橋本典子/啓蟄の俳句 啓蟄や公園松のこもはずし 阿部和雄/啓蟄の俳句 啓蟄や水槽の亀よく動き 吉野濃菊/啓蟄の俳句 啓蟄の雨に解れておりし庭 奥田不二子/啓蟄の俳句 啓蟄やいのちあるもの地に動き 堀尾早苗/啓蟄の俳句 啓蟄や盛り上がりたる庭の土 加藤哲夫/啓蟄の俳句 啓蟄や菰取り外づす城の松 橋本正勝/啓蟄の俳句 いみじくも蜥蜴と出合ひ啓蟄日 山中明石/啓蟄の俳句 啓蟄や老にも目指すもののあり 田中由美子/啓蟄の俳句 啓蟄や箒目つけて神の苑 梅川沢子/啓蟄の俳句 啓蟄やタイムカプセル守るは城 岸野幸子/啓蟄の俳句 啓蟄やもぐら道踏む子らの声 加藤美津子/啓蟄の俳句 啓蟄ださあ外に出て働こう 橘川 重/啓蟄の俳句 啓蟄の日とて一歩を踏み出しぬ 橋本幸子/啓蟄の俳句 啓蟄やはづす牡丹の藁帽子 森本順子/啓蟄の俳句 啓蟄や母髪切りて若返る 大場比奈子/啓蟄の俳句 啓蟄によごれたズック洗ひけり 西野和子/啓蟄の俳句 啓蟄や犬の鼻息荒々し 古川春美/啓蟄の俳句 啓蟄や菰焼く煙遠近に 前川嘉風/啓蟄の俳句 啓蟄の荒畑漁る放ち鶏 山口丘刀/啓蟄の俳句 啓蟄や穴の見つけし木の根元 山口広子/啓蟄の俳句 啓蟄のぞめきかそぞろ心に居 市原遊亀/啓蟄の俳句 啓蟄の日に庭土に触れもして 松宮育子/啓蟄の俳句 啓蟄や亀泳ぎ出す池の面 吉岡英子/啓蟄の俳句 啓蟄や生命の動き出す日差し 松葉律子/啓蟄の俳句 啓蟄の蟻が一匹石の上 森島緋紗江/啓蟄の俳句 啓蟄や家の普請の音高し 清水恵山/啓蟄の俳句 啓蟄や小さき鼓動を聞く日和 川口善美/啓蟄の俳句 啓蟄の虫もたじろぐ寒さかな 川上真太郎/啓蟄の俳句 煙草吸ふ啓蟄の土こぼれけり 井川芳子/啓蟄の俳句 啓蟄の足の爪つむ日和かな 野田ゆたか