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[季節] 初春(2月)        動物季題
 
[季題] 猫の恋(ねこのこひ/ねこのこい)
 
[副題] 恋猫(こひねこ/こいねこ) うかれ猫(うかれねこ)
 
    猫の妻(ねこのつま)    春の猫(はるのねこ)
 
    孕猫(はらみねこ)
 
 
       副題の『恋猫』の例句へ 
 

 猫の交尾期は年に数回あるが伝統俳句では立春後初めての猫の恋を捉えて詠む。
 
 春の恋猫(雄猫)は夜昼を問わず狂おしく鳴きたてて妻を恋い行き来する。
 
  人を怖れず風雨にも怯えず殆ど家には居つかない。
 
 何日ものあとやつれ果てて帰ってくるのも少し憐れでもある。
 
 
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猫の恋の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 初春(2月)動物季題[季題] 猫の恋(ねこのこひ/ねこのこい)[副題] 恋猫(こひねこ/こいねこ)うかれ猫(うかれねこ)猫の妻(ねこのつま)春の猫(はるのねこ)孕猫(はらみねこ)▼ 副題の『恋猫』の例句ページへ リンク▼ 副題の『うかれ猫』の例句ページへ リンク▼ 副題の『猫の妻』の例句ページへ リンク▼ 副題の『春の猫』の例句ページへ リンク猫の交尾期は年に数回あるが伝統俳句では立春後初めての猫の恋を捉えて詠む。、春の恋猫(雄猫)は夜昼を問わず狂おしく鳴きたてて妻を恋い行き来する。人を怖れず風雨にも怯えず殆ど家には居つかない。何日ものあとやつれ果てて帰ってくるのも少し憐れでもある。/猫の恋の俳句 まとふどな犬ふみつけて猫の恋 松尾芭蕉/猫の恋の俳句 恋遂げていつもの猫に戻りたり 高橋泉也/猫の恋の俳句 あまつさへ恋に破れし猫に雨 林 雄次郎/猫の恋の俳句 猫の恋アルトソプラノ競ひ合ふ 松岡推月/猫の恋の俳句 声高に家猫誘ふ猫の恋 清水恵山/猫の恋の俳句 恋猫の修羅や火宅を嘲笑ふ 橋本幹夫/猫の恋の俳句 縄張を争ひ鳴きて猫の恋 山口美琴/猫の恋の俳句 交番は警羅中なる猫の恋 豊後達緒/猫の恋の俳句 頓狂な声に出てゆく猫の恋 森鳥緋紗江/猫の恋の俳句 追ひかけて追われて奔る猫の恋 安田か代/猫の恋の俳句 /猫の恋の俳句 本陣の庭ほしいまま猫の恋 伊藤悦子/猫の恋の俳句 戦いは樹上となりぬ猫の恋 岩井純子/猫の恋の俳句 静寂よりあはれをさそふ猫の恋 吉田静代/猫の恋の俳句 猫の恋自分の思ひそのままに 小川和子/猫の恋の俳句 生垣の闇の通ひ諮猫の恋 松山寿美/猫の恋の俳句 かじけ猫窓の外から俺を呼ぶ 中薗 清/猫の恋の俳句 庭に敷く小石も飛ばす猫の恋 津田喜美/猫の恋の俳句 微動だにせず見詰あふ猫の恋 布野 壽/猫の恋の俳句 二軒目の酒は辛口猫の恋  野田ゆたか