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[季節] 初春を主に三春(2月を主に2月から4月)動物季題
 
[季題] (うぐひす/うぐいす)
 
[副題] 春告鳥(はるつげどり) 初音(はつね)
 
    鴬の谷渡(うぐひすのたにわたり/うぐいすのたにわたり)      
 
    鴬笛(うぐひすぶえ/うぐいすぶえ)
 
 
      副題の『初音』の例句へ 

      副題の『鴬の声』の例句へ 

      副題の『鴬の谷渡』の例句へ 
 

 古今集に「鴬の谷より出づる声なくは春来ることを誰か知らまし」とあるようにその声で春の来たことを知るとして春告鳥の名があり春を告げる鳥として馴染みが深い。
 
 早春に囀り始め気温の上昇にともない冷涼な地帯に移動する。
 
 そのため高山地帯や北海道・東北北部では夏鳥とされる。
 
 「ケキョケキョ」と続けて鳴くのを鴬の谷渡りと呼び珍重する。
 
 「初音」はその年に初めて聞く鴬の鳴き声。
 
  鴬笛は鴬の囀る音を出す玩具。
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鴬の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 初春を主に三春(2月を主に2月から4月)動物季題[季題] 鴬(うぐひす/うぐいす)[副題] 春告鳥(はるつげどり) 初音(はつね)鴬の谷渡(うぐひすのたにわたり/うぐいすのたにわたり)鴬笛(うぐひすぶえ/うぐいすぶえ)副題の『初音』の例句ページへ リンク副題の『鴬の声』の例句ページへ リンク副題の『鴬の谷渡』の例句ページへ リンク古今集に「鴬の谷より出づる声なくは春来ることを誰か知らまし」とあるようにその声で春の来たことを知るとして春告鳥の名があり春を告げる鳥として馴染みが深い。早春に囀り始め気温の上昇にともない冷涼な地帯に移動する。そのため高山地帯や北海道・東北北部では夏鳥とされる。「ケキョケキョ」と続けて鳴くのを鴬の谷渡りと呼び珍重する。「初音」はその年に初めて聞く鴬の鳴き声。鴬笛は鴬の囀る音を出す玩具。/鴬の俳句 鶯や柳のうしろ籔のまへ 松尾芭蕉/鴬の俳句 摩尼殿に憩ひ鶯ほしいまま 西崎佐知/鴬の俳句 鴬に先を譲りて古雅の宮 門田窓城/鴬の俳句 玻璃越しの春告鳥に手を休め 奥田不二子/鴬の俳句 瀬戸の海望み背(そびら)に春告鳥 松山寿美/鴬の俳句 鶯に心留めて歩の緩む 岸野幸子/鴬の俳句 鶯や古戦場趾の寂けさに 阿部陽子/鴬の俳句 山ホテル遠鶯に模糊と明け 辻多津子/鴬の俳句 鶯の囀競ふ古刹かな 橋本幹夫/鴬の俳句 鴬に励まされつつ登りけり 迫間喜美子/鴬の俳句 鴬や浦波くぐる浮御堂 橋本正勝/鴬の俳句 鶯に丹塗本殿拝しけり 八木 徹/鴬の俳句 鶯に朝餉の箸を休めけり 布野 寿/鴬の俳句 鶯や付かず離れず友の声 木村宏一/鴬の俳句 またもとの枝に鶯来てをりぬ 丼川芳子/鴬の俳句 殿を歩して鶯ほしいまま 佐藤美和子/鴬の俳句 鶯の群れ遊びゐる一樹かな 加藤ひかり/鴬の俳句 わが庭に鳴くうぐひすに近づきぬ 加藤美津子/鴬の俳句 鶯や座禅組むのに少し邪魔 野田ゆたか