02-c-01
[季節] 初春(2月) 地理季題
[季題] 薄氷(うすらひ・うすらい)
[副題] 残る氷(のこるこほり/のこるこおり)
春氷(はるごほり/はるごおり)
春先になって寒さが戻り水たまりや池或いは蹲踞や汲み置き水などに張る薄い氷をいう。
また、春になって冬に張った氷が解け残って薄くなった氷のことを「薄氷」と詠む事があります。
薄氷の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 2月の地理俳句のページです。noda yutaka haiku 例句は、松尾芭蕉を除き現在活動中の俳句作家の有季・定型・旧仮名遣い韻文の伝統的俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。大阪清月庵 大阪府枚方市 京都清月庵 京都府木津川市[季節] 初春(2月)地理季題[季題] 薄氷(うすらひ・うすらい)[副題] 残る氷(のこるこほり/のこるこおり) 春の氷(はるのこほり/はるのこおり)春先になって寒さが戻り水たまりや池或いは蹲踞や汲み置き水などに張る薄い氷をいう。また、春になって冬に張った氷が解け残って薄くなった氷のことを「薄氷」と詠む事があります。<例句>薄氷の俳句 薄氷をみんな潰して登校す、 貫野浩。薄氷の俳句 薄氷の遊び遊ばせゐる小波 門田窓城。浮御堂の俳句 浮見堂要に池の薄氷 松山寿美。薄氷の俳句 薄氷のどこかに水の流る音 伊藤知子。薄氷の俳句 松葉噛み心字ヶ池の薄氷へる 西村舟津。薄氷の俳句 散歩道の轍に光る薄氷 足立山渓。籠の鳥の俳句 薄氷の器をつつく籠の鳥 北川紀美子。池の鯉の俳句 薄氷や動きの鈍る池の鯉 正木和子。薄氷の俳句 薄氷の淡き日差しを返しをり 塚本 操。薄氷の俳句 蹲の薄氷押せば陽の傾ぐ 清水恵山。薄氷の俳句 薄氷に遅刻も忘れ登校子 布野 壽。金閣の俳句 薄氷や浮かぶ金閣煌めきぬ 橋本幹夫。薄氷の俳句 母の手をはなし薄氷割る幼ナ 前川嘉風。薄氷の俳句 薄水に指の感触なつかしむ 吉田静代。薄氷の俳句 薄氷の道の窪みに光りけり 古堂周子。薄氷の俳句 つくばひや手洗ひこばむ薄氷 瀧尻久美子。薄氷の俳句 高齢の免許書きかへ薄氷 湯沢正枝。薄氷の俳句 薄氷を割ってグランド整備かな 田村公平。薄氷の俳句 薄氷や底に魚影の動く朝 野田ゆたか。