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林雄次郎句集「斑雪」の第3ページ 野蒜の俳句 野蒜咲く棚田に細き水の音 林雄次郎。樟落葉の俳句 古刹荒れ放題の樟落葉かな 林雄次郎。蛍の俳句 闇深く蛍を追ひし記憶ふと 林雄次郎。石榴の花の俳句 坂町の静かな暮らし花石榴 林雄次郎。泰山僕の花の俳句 咲き満ちてもろく崩るる泰山木 林雄次郎。夏燕の俳句 夏燕天地自在に反転す 林雄次郎。