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啓蟄の俳句 啓蟄や年増の娘身籠りぬ 林雄次郎。蝶の俳句 子等去りし秘密の基地の蝶来る 林雄次郎。林雄次郎句集「斑雪」の第2ページ/初音の俳句 雨霽るる山路に親し初音かな 林雄次郎。つばくらめの俳句 広い空連れて戻りしつばくらめ 林雄次郎。朝寝の俳句 朝寝する世間は確か日曜日 林雄次郎。陽炎の俳句 陽炎ひて待人高く手を振れる 林雄次郎。