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林雄次郎の木津俳句会新人賞受賞作品から俳句集「春一番」にまとめたものの第3ページです。虫の俳句 虫の音に言葉少なくなりし夜 林雄次郎の俳句。芒の俳句 一ト株のすすき残して鎌洗ふ 林雄次郎の俳句。秋桜の俳句 コスモスや横切りし猫の影も揺れ 林雄次郎の俳句。南瓜の俳句 成らぬまま蔓の萎えたる土手南瓜 林雄次郎の俳句。大根の俳句 大根の首の青さを競ひをり 林雄次郎の俳句。著ぶくれの俳句 着ぶくれて話し聞きゐるベンチかな 林雄次郎の俳句。