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高橋泉也の第10句集「初暦」の第6ページです。蝉の俳句 余生など無き蝉今を限り鳴く。流星の俳句 ながれ星湖に降り来て袖濡らす。十三夜の俳句 大琵琶に光芒放つ十三夜。
十三夜の俳句 病窓に知り合ふ人と十三夜。着ぶくれの俳句 宇宙服ほど着膨れの釣り漢。日向ぼこの俳句 煩悩の融けゆくまでの日向ぼこ。