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高橋泉也第8句集「歳旦」の第4ページです。花菜の俳句 花菜雨傘の重たき一年生。佐保姫の俳句 転害門くぐる佐保姫裾の舞ふ。朧の俳句 転害門おぼろにくぐる鐘の音。花嵐の俳句 現世を嗤ひけるかや花嵐。遅日の俳句 言問ひの眼で甲羅干す亀遅日。日永の俳句 おもむろに手足をのばす猫日永。