６月
-2-

西�ｱ佐知名句集／野田ゆたか編　第１４ページ・６月の第２ページ・白南風の俳句　白南風や宮址隅々まで眩し・梅雨の俳句　梅雨深し雲の動きのなかりけり・夏の川の俳句　吊橋の下は千仞夏の川・蚊遣り香の俳句　蚊遣香焚きてもてなす房が妻・麻暖簾の俳句　麻暖簾かけて名代の麦とろろ・茅の輪の俳句　楼門を丸く納めて茅の輪かな・夕河鹿の俳句　静けさや川湯に聞こゆ夕河鹿・河鹿の俳句　瀬の音の高きに紛れざる河鹿・鹿の子の俳句　鹿の子駆く奈良どこまでも神の庭・火蛾の俳句　火蛾汚れ煤よごれして宿の玻璃