3月
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西﨑佐知名句集/野田ゆたか編 第7ページ・3月の第2ページ・大試験の俳句 大試験てふ集団にゐて孤独・青き踏むの俳句 鹿に蹤き鹿に蹤かれて青き踏む・雛の俳句 自づから擦り足となる雛の間・雛流しの俳句 雛流す加太の門波の寧かれと・八荒の俳句 八荒と諾ふ風となりにけり・残る鴨の俳句 浮見堂まなかひにして残る鴨・落椿の俳句 こんなにも咲き居りしかと落椿・ミモザの俳句 日をのせてミモザの花の爛漫に