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		       湖漁の生活豊に島の秋 稲福昌一
  
		    滴りや世界遺産の間歩となる
  
		  
		
  
		    盆提灯たたみて常の仏間かな 松山寿美
  
		   落とすまじ手塩にかけし大西瓜
  
		
  
		      流灯の海一線を引延ばし 門田窓城
  
		      海と島隔つ流灯明りかな
  
		
  
		  飛ぶ鳥も落ちてきさうな残暑かな 西村舟津
  
		    消えて行く火の儚さよ大文字
  
		
  
		      夏帽子外して軽くなる頭 池末あけみ
  
		   汗といふ汗を流してしまひけり
  
		
  
		    流灯に躊躇の間合ありにけり 林  
		雄次郎
  
		     日の匂ひ潮の匂ひの麦藁帽
  
		
  
		     風匂ふ夜道となりぬ稲の花 野田ゆたか
  
		   旅なれば残る暑さを吾がものに
  
		 
  
		・・・・・ 選者 西  
		ア 佐 知 詠 ・・・・・
  
		
  
		   人巾の片陰たよりバスを待つ 
  
		    弾き語る一弦琴も盆供養
  
		
  
		  
		 
  
		 
  
		  
		  
  
		
	 
	 
	
		島の秋の俳句 湖漁の生活豊に島の秋 稲福昌一。滴りの俳句 滴りや世界遺産の間歩となる 稲福昌一。盆提灯の俳句 盆提灯たたみて常の仏間かな 松山寿美。盆供物の俳句 瑞々しわか菜園の盆供物 松山寿美。流灯の俳句 流灯の海一線を引延ばし 門田窓城。流灯の俳句 海と島隔つ流灯明りかな 門田窓城。残暑の俳句 飛ぶ鳥も落ちてきさうな残暑かな 西村舟津。大文字の俳句 消えて行く火の儚さよ大文字 西村舟津。稲の花の俳句 風匂ふ夜道となりぬ稲の花 野田ゆたか。残暑の俳句 旅なれば残る暑さを吾がものに 野田ゆたか。夏帽子の俳句 夏帽子外して軽くなる頭 池末あけみ。汗の俳句 汗といふ汗を流してしまひけり 池末あけみ。流灯の俳句 流灯に躊躇の間合ありにけり 林 雄次郎。麦藁帽の俳句 日の匂ひ潮の匂ひの麦藁帽 林 雄次郎。片陰の俳句 人巾の片陰たよりバスを待つ 西ア佐知。盆供養の俳句 弾き語る一弦琴も盆供養 西ア佐知。2007年(平成19年)8月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。