8月19日 開催
万緑や今日より時を刻む句碑 池末あけみ
マイナスをプラスに変へて人涼し
三角波立てて湖北の初嵐 宇都宮美智子
新築の家の灯りて月涼し
度々は来れぬと詫びて墓洗ふ 松山寿美
精霊舟はぐれぬやうにそつと押す
夢の数さやさや暮れて星祭 林
雄次郎
遠雷や倅マンション買ふ便り
三門に人絶え聾す蝉の声 西村舟津
忽然と闇に点りて大文字
雲走る湖面の凉を新たにす 門田窓城
母の切る西瓜大小なかりけり
亡き父の椅子使ひをり盆の月 野田ゆたか
針仕事今も達者に生身魂
・・・・・ 選者 西
ア 佐 知 詠 ・・・・・
門火焚く夫の知らざる曾孫抱き
拾ひけり避暑の名残の五色石
平成18年8月木津川俳句会 月例句会の開催報告 管理人 野田ゆたか/万緑の俳句 万緑や今日より時を刻む句碑 池末あけみ。涼しの俳句 マイナスをプラスに変へて人涼し 池末あけみ。盆の月の俳句 亡き父の椅子使ひをり盆の月 野田ゆたか。生身魂の俳句 針仕事今も達者に生身魂 野田ゆたか。初嵐の俳句 三角波立てて湖北の初嵐 宇都宮美智子。月涼しの俳句 新築の家の灯りて月涼し 宇都宮美智子。墓洗うの俳句 度々は来れぬと詫びて墓洗ふ 松山寿美。精霊の俳句 精霊舟はぐれぬやうにそつと押す 松山寿美。星祭の俳句 夢の数さやさや暮れて星祭 林雄次郎。遠雷の俳句 遠雷や倅マンション買ふ便り 林雄次郎。蝉の声の俳句 三門に人絶え聾す蝉の声 西村舟津。大文字の俳句 忽然と闇に点りて大文字 西村舟津。涼しの俳句 雲走る湖面の凉を新たにす 門田窓城。西瓜の俳句 母の切る西瓜大小なかりけり 門田窓城。門火の俳句 門火焚く夫の知らざる曾孫抱き 西ア佐知。避暑の俳句 拾ひけり避暑の名残の五色石 西ア佐知。