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日本伝統俳句協会編 俳人選集花鳥諷詠 平成17年版 528頁上段より
池末あけみ
絵双六の俳句 振出の若侍や絵双六 池末あけみの俳句 早春の俳句 早春の風にふくらむ旅心 池末あけみの俳句 黄砂の俳句 黄塵の俳句 長城の先の先まで黄沙かな 池末あけみの俳句 春の夜の俳句 レグルスとスピカ探して春の夜 池末あけみの俳句 出水の俳句 迂回して出水の被害無き駅へ 池末あけみの俳句 梅雨の俳句 梅雨の雲従いて来てゐる旅路かな 池末あけみの俳句 金風の俳句 金風や共に歩みて五十年 池末あけみの俳句 萩の俳句 括られて刈る日間近となりし萩 池末あけみの俳句 露けしの俳句 思ひ出も心にたたみ露けき日 池末あけみの俳句 小春の俳句 枸橘の棘の先まで小春の日 池末あけみの俳句 落葉の俳句 舫ひ舟落葉積もりしまゝにあり 池末あけみの俳句 八手の花の俳句 午後の日のささぬ裏道花八手 池末あけみの俳句 鶴の俳句 鶴唳の野に夕風の渡り来し 池末あけみの俳句 短日の俳句 路地一つ曲り違へて日短 池末あけみの俳句 日記果つの俳句 悲しみはもう過去のもの日記果つ 池末あけみの俳句