/ha/15/73/
[開 催] 平19.10.14(日)
[吟行地] 奈良・斑鳩/法隆寺一帯
[句会場] 奈良・斑鳩/iセンターホール
法 隆 寺
      白鳳の伽藍を今に秋高し 濃 菊
 
     参道に且つ散る桜紅葉かな 舟 津
 
     膨大な寺宝収めて寺さやか 澄 子
 
     国宝の像から像へ秋ひと日 三 郎
 
      秋寂ぶや白鳳今に伝ふ寺 窓 城
 
     歩け歩けとは法隆寺柿の秋 
 
     澄む秋や太子の祈り紡ぐ寺 幸 恵
 
       悠久の堂塔仰ぐ秋高し 律 子
 
     白鳳の宝塔めざし小鳥来る 宮 子
 
     冷まじや玉虫厨子の光失せ 幸 子
 
      夢殿に太子信仰爽けしや 
 
      列柱の美しき回廊秋の風 寿 美
 
     柿紅葉中宮寺門ありしあと 良 一
 
    秋の日をあつめ人こむ法隆寺 恵 以
 
        夢殿の八角甍秋日和 
 
桜紅葉一望にして歴史道 道 子
 
観音の秋思の指のしなやかに 多津子
 
天平の伽藍に映ゆる薄紅葉 静 枝
 
父母を守り建てたる露の寺 和 子
 
寺の名の駅に降りたつ柿の秋 雄次郎
 
夢殿を出でてコスモス揺るる道 ゆたか
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
選者 西ア佐知 詠
 
澄む秋や白鳳の世をふと身近
 
柿秋や子規も聞きたる鐘の鳴る
 
新松子寺格の高さありにけり
ginkouki-g001.gif haidan-05.gif
林 雄次郎 記
法隆寺吟行句会報告 平成19年10月の俳誌「引鶴」の吟行俳句会報告のページです。 10月の俳句 開催 平19.10.14(日) 吟行地 奈良斑鳩 法隆寺一帯 俳句会場 奈良斑鳩 iセンターホール 引鶴俳句会は、虚子の唱えた花鳥諷詠詩。感情を季題に託し自己生涯の生活の記録としての俳句の完成を目指す俳句会です。斑鳩 法隆寺界隈 斑鳩 法隆寺観光iセンター 秋高しの俳句 白鳳の伽藍を今に秋高し 濃菊の俳句 桜紅葉の俳句 参道に且つ散る桜紅葉かな 西村舟津の俳句 爽やかの俳句 膨大な寺宝収めて寺さやか 梅田澄子の俳句 秋の俳句 国宝の像から像へ秋ひと日 林雄次郎の俳句 秋寂の俳句 秋寂ぶや白鳳今に伝ふ寺 門田窓城の俳句 柿の秋の俳句 歩け歩けとは法隆寺柿の秋 貫野浩の俳句 秋澄むの俳句 澄む秋や太子の祈り紡ぐ寺 幸恵の俳句 秋高しの俳句 悠久の堂塔仰ぐ秋高し 松葉律子の俳句小鳥来るの俳句 白鳳の宝塔めざし小鳥来る 大畠宮子の俳句 冷まじの俳句 冷まじや玉虫厨子の光失せ 岸野幸子の俳句 爽やかの俳句 夢殿に太子信仰爽けしや 八木徹の俳句 秋風の俳句 列柱の美しき回廊秋の風 松山寿美の俳句 柿紅葉の俳句 柿紅葉中宮寺門ありしあと 飯岡良一の俳句 秋日の俳句 秋の日をあつめ人こむ法隆寺 水野恵以の俳句 秋日和の俳句 夢殿の八角甍秋日和 勇の俳句 桜紅葉の俳句 桜紅葉一望にして歴史道 保坂道子の俳句 秋思の俳句 観音の秋思の指のしなやかに 辻多津子の俳句 薄紅葉の俳句 天平の伽藍に映ゆる薄紅葉 静枝の俳句 露の俳句 父母を守り建てたる露の寺 能口和子の俳句 コスモスの俳句 夢殿を出でてコスモス揺るる道 野田ゆたかの俳句 選者西ア佐知詠 秋澄むの俳句 澄む秋や白鳳の世をふと身近 柿の秋の俳句 柿秋や子規も聞きたる鐘の鳴る 新松子の俳句 新松子寺格の高さありにけり 西ア佐知の俳句