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生駒・宝山寺
[開 催] 平19. 4. 8(日)
[吟行地] 生駒市/宝山寺
[句会場] 同市/コミュニティーセンター
本堂の屋根が遊び場雀の子 公 枝
 
磴登りきて花冷の風となる 律 子
 
鴬の声を浄らに奥の院山 窓 城
 
登り来て雲上闇は花ぐもり ゆたか
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選者 西ア佐知 詠
 
花万朶門前町のゆるき坂
 
遠霞する摂河泉一望に
 
多宝塔開け放たれて花の風
       駅前の商店街に燕の巣 和 子
 
      延命水頂き初音聞くも旅 広 子
 
      鴬に励まされ来し奥の院 圭 子
 
     花の寺聖天さんと親しまれ 
 
    花の風絵馬からからと文珠堂 寿 美
 
      霞立つ大和俯瞰の宝山寺 幸 子
 
       窟仏不動の形に風光る 義 男
 
      最古の威残す本堂春目影 不二子
 
      参詣のお寺は花の雲の上 恭 生
 
     神の嶺々遠霞とも黄沙とも 美智子
 
      石仏の磴鴬のしきり鳴く 惠 以
 
      惣門といふ春風の通り道 雄次郎
 
      昼霞弥勒菩薩を遠くせり 澄 子
 
       珍らしき八棟造春の風 静 代
 
      風光る岩を背らの弥勒仏 とも江
 
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門田窓城 記
生駒宝山寺吟行句会報告 平成19年4月の俳誌「引鶴」の吟行俳句会報告のページです。 4月の俳句 開催の俳句 平19. 4. 8(日) 吟行地 生駒市 宝山寺 俳句会場 同市 コミュニティーセンター 引鶴俳句会は、虚子の唱えた花鳥諷詠詩。感情を季題に託し自己生涯の生活の記録としての俳句の完成を目指す俳句会です。 燕の巣の俳句 駅前の商店街に燕の巣 能口和子の俳句 初音の俳句 延命水頂き初音聞くも旅 山口広子の俳句 鶯の俳句 鴬に励まされ来し奥の院 小林圭子の俳句 花の俳句 花の寺聖天さんと親しまれ 八木徹の俳句 花の俳句 花の風絵馬からからと文珠堂 松山寿美の俳句 霞立つの俳句 霞立つ大和俯瞰の宝山寺 岩本幸子の俳句 風光るの俳句 窟仏不動の形に風光る 杉林義男の俳句 春の日の俳句 最古の威残す本堂春目影 奥田不二子の俳句 花の俳句 参詣のお寺は花の雲の上 森本恭生の俳句 遠霞の俳句 神の嶺々遠霞とも黄沙とも 宇都宮美智子の俳句 鶯の俳句 石仏の磴鴬のしきり鳴く 水野恵以の俳句 春風の俳句 惣門といふ春風の通り道 林雄次郎の俳句 昼霞の俳句 昼霞弥勒菩薩を遠くせり 梅田澄子の俳句 春風の俳句 珍らしき八棟造春の風 吉田静代の俳句 風光の俳句 風光る岩を背らの弥勒仏 山本とも江の俳句 子雀の俳句 本堂の屋根が遊び場雀の子 公枝俳句 花冷えの俳句 磴登りきて花冷の風となる 松葉律子の俳句鴬の俳句 鴬の声を浄らに奥の院山 門田窓城の俳句 花曇りの俳句 登り来て雲上闇は花ぐもり 野田ゆたかの俳句 花万朶の俳句 花万朶門前町のゆるき坂 佐知の俳句 遠霞の俳句 遠霞する摂河泉一望に 佐知の俳句 花の風の俳句 多宝塔開け放たれて花の風 佐知の俳句 引鶴吟行句会