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依水園・奈良公園
[開 催] 平20. 5.11(日)
[吟行地] 奈良市/依水園
[句会場] 奈良市/奈良県中小企業会館
絶好の借景活かす園は初夏 澄子
すがすがし回遊庭園若葉もゆ 道 子
昨夜雨にしとどに濡るる苔の花 雍 子
依水園雨に若葉のゆれてをり 由 美
八重桜少し残りて依水園 和 子
顔見せぬ猿沢の亀若葉寒 ゆたか
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選者 西ア佐知
詠
袋角血脈浮きてあはれとも
夏霞む借景の山高からず
小流れの水音涼しきその巡る
新緑に甍の沈む南大門 伝 三
老鴬に障子を少し明けにけり 窓 城
水門のいたく朽ちゐて若楓 浩
奈良山の水引入れて苑五月 多津子
新緑の若草山は雨霧らふ 美和子
浮見堂鎮もり四方の若葉かな 舟 津
借景の山盛上げし椎の花 恭 生
借景の山を烟らす若葉雨 寿 美
袋角そのぬくもりに再度触れ 郁 子
雨けぶる柳の陰に入水の碑 圭 子
夏柳采女入水の池ほとり 律 子
依水園若葉の風に迎へらる 久美子
宙返りあざやか池の夏燕 とも江
雨上る園を明るく杜若 不二子
若葉雨秘話を伝へし池巡る 徹
若葉影池を望みてとろろ飯 紀 子
野田ゆたか 記
奈良市依水園・奈良公園吟行俳句会報告 平成20年5月の俳誌「引鶴」の月例吟行俳句会報のページです。 5月の俳句 開催 平20. 5.11(日) 吟行地 奈良市 依水園 句会場 奈良市 奈良県中小企業会館 新緑に甍の沈む南大門 伝三 老鶯の俳句 老鴬に障子を少し明けにけり 門田窓城の俳句 若楓の俳句 水門のいたく朽ちゐて若楓 貫野浩の俳句 五月の俳句 奈良山の水引入れて苑五月 辻多津子の俳句 霧の俳句 新緑の若草山は雨霧らふ 佐藤美和子の俳句 若葉の俳句 浮見堂鎮もり四方の若葉かな 西村舟津の俳句 椎の花の俳句 借景の山盛上げし椎の花 森本恭生の俳句 若葉雨の俳句 借景の山を烟らす若葉雨 松山寿美の俳句 袋角の俳句 袋角そのぬくもりに再度触れ 郁子の俳句 柳の俳句 雨けぶる柳の陰に入水の碑 小林圭子の俳句 夏柳の俳句 夏柳采女入水の池ほとり 松葉律子の俳句若葉の俳句 依水園若葉の風に迎へらる 松阪久美子の俳句 夏燕の俳句 宙返りあざやか池の夏燕 山本とも江の俳句 杜若の俳句 雨上る園を明るく杜若 奥田不二子の俳句 若葉雨の俳句 若葉雨秘話を伝へし池巡る 八木徹の俳句 若葉の俳句 若葉影池を望みてとろろ飯 紀子の俳句 初夏の俳句 絶好の借景活かす園は初夏 梅田澄子の俳句 若葉の俳句 すがすがし回遊庭園若葉もゆ 保坂道子の俳句 苔の花の俳句 昨夜雨にしとどに濡るる苔の花 雍子の俳句 若葉の俳句 依水園雨に若葉のゆれてをり 長谷山由美の俳句 八重桜の俳句 八重桜少し残りて依水園 能口和子の俳句 若葉寒の俳句 顔見せぬ猿沢の亀若葉寒 野田ゆたかの俳句 選者 西ア佐知詠 夏霞みの俳句 夏霞む借景の山高からず 涼しの俳句 小流れの水音涼しきその巡る 袋角の俳句 袋角血脈浮きてあはれとも 西ア佐知の俳句