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比叡山坂本一帯
[開 催] 平21. 2.  8(日)
[吟行地] 大津市坂本一帯 旧竹林院ほか
[句会場] 同院 茶室
      石積の比叡山麓余寒あり 
 
     箒目の涅槃の庭や木の芽風 幸 子
 
    遠目にも柳芽吹きの薄みどり とも江
 
     春浅し歴史秘めたる里坊に 静 代
 
    朝練の子ら走り去り草萌ゆる 道 子
 
      石積の里坊の風どこか春 芳 子
 
    茶室まで早春の庭ゆっくりと 順 江
 
     能舞台広きにすぎて寒残る 良 一
 
   山霞み湖面きらめく琵琶湖かな 雍 子
 
     叡山の水を集めてぬるむ水 
濃 菊
 
      石積を覆ひ隠すや梅の花 和 子
  
    門川の流れに春のリズム乗せ 
澄 子
 
    春きざす四阿に座し二句三句 紀 子
 
     参道の一直線や芽吹く木々 
宮 子
盆梅に大津絵の鬼やさしかり 
 
鳶鳴ける比叡颪と言ふ余寒 恭 生
 
梅ヶ香の誘ふ律院巡りけり 窓 城
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選者 西ア佐知 詠
 
春水の光集めて滝落す
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長谷山順江 記
比叡山坂本・旧竹林院吟行句会報告 平成21年2月の俳誌「引鶴」の月例吟行俳句会報のページです。引鶴吟行俳句会 平成21年2月月例吟行俳句会 比叡山坂本 旧竹林院吟行 同院茶室において句会を開催 石積 比叡山 余寒 石積の比叡山麓余寒あり 徹 八木徹 木の芽風  箒目の涅槃の庭や木の芽風 幸子 岸本幸子 芽吹の  遠目にも柳芽吹きの薄みどり とも江 山本とも江 春浅し 里坊 春浅し歴史秘めたる里坊に 静代 吉田静代 朝練 草萌ゆる 朝練の子ら走り去り草萌ゆる 道子 保坂道子 春 里坊 石積の里坊の風どこか春 芳子 井川芳子 早春 茶室 茶室まで早春の庭ゆっくりと 順江 順江 能舞台 寒 能舞台広きにすぎて寒残る 良一 飯岡良一 霞 琵琶湖 山霞み湖面きらめく琵琶湖かな 雍子 田中雍子 水温む  叡山の水を集めてぬるむ水 濃菊 吉野濃菊 梅の花 石積を覆ひ隠すや梅の花 和子 和子 春のリズム  門川の流れに春のリズム乗せ 澄子 澄子 春きざす 四阿 春きざす四阿に座し二句三句 紀子 紀子 芽吹き  参道の一直線や芽吹く木々 宮子 大畠宮子 盆梅 大津絵 盆梅に大津絵の鬼やさしかり 浩 貫野浩 鳶 比叡颪 余寒 鳶鳴ける比叡颪と言ふ余寒 恭生 森本恭生 梅が枝 律院 梅ヶ香に誘はれ律院巡りけり 窓城 門田窓城 選者 西ア佐知詠 春光 西ア佐知 春水の光集めて滝落す