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水間寺一帯
[開 催] 平20. 4.13(日)
[吟行地] 大阪府貝塚市/水間寺
[句会場] 同寺内/客殿
陶狸反り返りゐて春の空 由 実
仏守る心繋ぎて春深し 幸 恵
図らずも名優偲ぶ日永かな 澄 子
清冽の流れに添ひて花筏 圭 子
ひとひらの落花鋏みて句帳閉づ 雄次郎
動く水動かぬ水や蜂とびぬ 良 一
恋塚に乙女椿を供へけり 和 子
寺を模す駅舎の九輪つばくらめ 悦 子
囀の去りて鎮まるかが鏡池 木 賊
釈迦三尊無情の教へ花は散る 徹
留学の無事を祈りて花の寺 道 子
花の雲塔の九輪のそびえ立つ 美和子
春光や寺格を誇る二重屋根 ゆたか
行春や行基ゆかりの二寺を訪ふ 佐 知
うららかや厄除橋を渡りけり 恭 生
見上げては花の別れを惜むかな 三津子
塔三重絵巻のごとく花に浮き 多津子
千年の超えて秘仏の堂遅日 窓 城
かぎろへり釘無堂の屋根瓦 静 代
囀や推敲重ね寺巡る 寿 美
花は葉に弥勒信仰つづく里 浩
春愁や兵火の仏祀る寺 保
一句また一句と巡る寺麗ら 紀 子
水間川瀬音も高し花の淵 舟 津
春光や八百年の観音堂 雍 子
岩走る水音高し飛花残花 律 子
落花踏み磴百段の奥の院 喜美子
許し得て国宝拝す花の冷 壽
淙々たる谷川花に彩られ 不二子
花の塵踏みて奥院行基像 久美子
花の風釘無堂に由来聞く 宮 子
八木 徹 記
水間寺吟行句会報告 平成20年4月の俳誌「引鶴」の月例吟行俳句会報のページです。 4月の俳句 開催 平20. 4.13(日) 吟行地 大阪府貝塚市 水間寺 句会場 同寺内 客殿 麗かの俳句 麗かの俳句 うららかや厄除橋を渡りけり 森本恭生の俳句 花の別れの俳句 見上げては花の別れを惜むかな 三津子の俳句 花の俳句 塔三重絵巻のごとく花に浮き 辻多津子の俳句 遅日の俳句 千年の超えて秘仏の堂遅日 門田窓城の俳句 陽炎の俳句 かぎろへり釘無堂の屋根瓦 吉田静代の俳句 囀りの俳句 囀や推敲重ね寺巡る 松山寿美の俳句 花は葉にの俳句 花は葉に弥勒信仰つづく里 貫野浩の俳句 春愁の俳句 春愁や兵火の仏祀る寺 保の俳句 うららの俳句 一句また一句と巡る寺麗ら 紀子の俳句 花の俳句 水間川瀬音も高し花の淵 西村舟津の俳句 春光の俳句 春光や八百年の観音堂 雍子の俳句 飛花残花の俳句 岩走る水音高し飛花残花 松葉律子の俳句落花の俳句 落花踏み磴百段の奥の院 喜美子の俳句 花冷えの俳句 許し得て国宝拝す花の冷 壽の俳句 花の俳句 淙々たる谷川花に彩られ 奥田不二子の俳句 花屑の俳句 花の塵踏みて奥院行基像 松阪久美子の俳句 花の風の俳句 花の風釘無堂に由来聞く 大畠宮子の俳句 花の風の俳句 花の風釘無堂に由来聞く 大畠宮子の俳句 春空の俳句 陶狸反り返りゐて春の空 由実の俳句 春深しの俳句 仏守る心繋ぎて春深し 幸恵の俳句 日永の俳句 図らずも名優偲ぶ日永かな 梅田澄子の俳句 花筏の俳句 清冽の流れに添ひて花筏 小林圭子の俳句 落花の俳句 ひとひらの落花鋏みて句帳閉づ 林雄次郎の俳句 蜂の俳句 動く水動かぬ水や蜂とびぬ 飯岡良一の俳句 乙女椿の俳句 恋塚に乙女椿を供へけり 能口和子の俳句 燕の俳句 寺を模す駅舎の九輪つばくらめ 悦子の俳句 囀りの俳句 囀の去りて鎮まるかが鏡池 土井木賊の俳句 花散るの俳句 釈迦三尊無情の教へ花は散る 八木徹の俳句 花の寺の俳句 留学の無事を祈りて花の寺 保坂道子の俳句 花の雲の俳句 花の雲塔の九輪のそびえ立つ 佐藤美和子の俳句 春光の俳句 春光や寺格を誇る二重屋根 野田ゆたかの俳句 選者 西ア佐知詠 行く春の俳句 行春や行基ゆかりの二寺を訪ふ 緑立つの俳句 勅願時てふ格式に緑立つ 花惜しむの俳句 花惜む苑の水音でありにけり 西ア佐知の俳句