/ha/15/04/
大阪城公園
[開 催] 平20. 3.9(日)
[吟行地] 大阪市/大阪城公園一帯
[句会場] 同城内/豊城園食堂
空濠を埋めて草の芳しき 窓 城
梅東風の吹抜けてゆく大手門 浩
梅の香に誘はれ風につまづきぬ 岸野幸子
煉瓦古る元司令部の館余寒 泉 也
梅ヶ香の満ちて蒼天拡がれり 美智子
残念石関せず城に地虫出づ 木 賊
トレインの汽笛のどかに園巡る 不二子
其処此処と眺める肩の枝垂梅 圭 子
霾れるお城の鯱も模糊として 宮 子
梅林の香にゐて天守仰ぎけり 律 子
吟行の一と日楽しむ梅日和 梅田澄子
三月の風に残りし尖りかな 良 一
思ふまま紅白梅の咲分けて 惠 以
淀君の自刃の跡や梅ほのか 静 代
水温む濠の石垣苔の蒼 菅 子
老幹に命かよひて梅一輪 原口澄子
梅に酔ひ人に酔ひたる小半日 舟 津
枝垂梅はんなり裾を広げをり 寿 美
梅ヶ香や潜りたくなる冠木門 加納幸子
名梅や紅の鹿児島白の加賀 雄次郎
梅の香や栄枯盛衰語る城 徹
万象のきらめき初めて水温む 多津子
蒼天の天守の上を鳥渡る 美和子
大阪城真ん前にして梅盛り 和 子
うららかや大道芸に湧く拍手 とも江
石垣の曲線のびて春の水 公 枝
幸せの極みの如く梅香る 道 子
座す所求めて巡る梅日和 紀 子
戦乱を耐へし城垣ぼけの花 雍 子
青空とうす紅梅と大阪城 陽 子
梅林を俯瞰の頭上機の横切り 義 男
春の日をしずめて蒼きお濠かな 広子
鯱ほこに大陸よりの黄砂かな ゆたか
梅日和ロードトレイン乗るも興 佐知
門田窓城 記
大阪城吟行俳句会 平成20年3月の俳誌「引鶴」の月例吟行俳句会報のページです。 3月の俳句 開催 平20. 3.9(日) 吟行地 大阪市 大阪城公園一帯 句会場 同城内 豊城園食堂 俳誌「引鶴」は、虚子の唱えた花鳥諷詠詩。感情を季題に託し自己生涯の生活の記録としての俳句の完成を目指しています。毎月第2日曜日に近畿地方のどこかで吟行句会を開催しています。 草芳しき俳句 空濠を埋めて草の芳しき 門田窓城の俳句 強東風の俳句 梅東風の吹抜けてゆく大手門 貫野浩の俳句 梅の香の俳句 梅の香に誘はれ風につまづきぬ 岸野幸子 余寒の俳句 煉瓦古る元司令部の館余寒 高橋泉也の俳句 梅香の俳句 梅ヶ香の満ちて蒼天拡がれり 宇都宮美智子の俳句 地虫出ずの俳句 残念石関せず城に地虫出づ 土井木賊の俳句 長閑の俳句 トレインの汽笛のどかに園巡る 奥田不二子の俳句 垂れ梅の俳句 其処此処と眺める肩の枝垂梅 小林圭子の俳句 黄砂の俳句 霾れるお城の鯱も模糊として 大畠宮子の俳句 梅林の俳句 梅林の香にゐて天守仰ぎけり 松葉律子の俳句梅日和の俳句 吟行の一と日楽しむ梅日和 梅田澄子の俳句 三月の風の俳句 三月の風に残りし尖りかな 飯岡良一の俳句 梅の俳句 思ふまま紅白梅の咲分けて 水野恵以の俳句 梅の俳句 淀君の自刃の跡や梅ほのか 吉田静代の俳句 水温むの俳句 水温む濠の石垣苔の蒼 青木菅子の俳句 梅一輪の俳句 老幹に命かよひて梅一輪 原口澄子の俳句 梅の俳句 梅に酔ひ人に酔ひたる小半日 西村舟津の俳句 枝垂梅の俳句 枝垂梅はんなり裾を広げをり 松山寿美の俳句 梅香の俳句 梅ヶ香や潜りたくなる冠木門 加納幸子の俳句 梅の俳句 名梅や紅の鹿児島白の加賀 林雄次郎の俳句 梅香の俳句 梅の香や栄枯盛衰語る城 八木徹の俳句 水温むの俳句 万象のきらめき初めて水温む 辻多津子の俳句 鳥渡るの俳句 蒼天の天守の上を鳥渡る 佐藤美和子の俳句 梅の俳句 大阪城真ん前にして梅盛り 能口和子の俳句 麗かの俳句 うららかや大道芸に湧く拍手 山本とも江の俳句 春水の俳句 石垣の曲線のびて春の水 公枝の俳句 梅香るの俳句 幸せの極みの如く梅香る 保坂道子の俳句 梅日和の俳句 座す所求めて巡る梅日和 紀子の俳句 木瓜の花の俳句 戦乱を耐へし城垣ぼけの花 雍子の俳句 紅梅の俳句 青空とうす紅梅と大阪城 陽子の俳句 梅林の俳句 梅林を俯瞰の頭上機の横切り 杉林義男の俳句 梅の俳句 城の苑天衣無縫に咲きし梅 山口広子の俳句 春日の俳句 春の日をしずめて蒼きお濠かな 山口広子の俳句 黄砂の俳句 鯱ほこに大陸よりの黄砂かな 野田ゆたかの俳句 選者 西ア佐知詠 梅日和の俳句 梅日和ロードトレイン乗るも興 梅香の俳句 城仰ぎ梅の香届く石に座し 梅の俳句 思ふまま咲くてふ梅の源平に