平成二六年 七月
07/2014
草庵
2014年・平成26年7月の野田ゆたか月例俳句のページです。草案の俳句など。
野田ゆたかは、俳句を生涯学習にして有季定型、旧仮名遣いの伝統俳句を詠んでいます。句を詠むにあたっては、句風は明るく、作句は楽しく、句の趣は深くをモットーにしています。
/わたの花の俳句 機町の名残を今に棉の花 野田ゆたか/蝉時雨の俳句 草庵を包みきりたる蝉時雨 野田ゆたか/炎暑の俳句 意を決し炎暑に一歩踏出せる 野田ゆたか/どしょう鍋の俳句 水郷の泥鰌鍋食べ旅果つる 野田ゆたか。/風蘭の俳句 風蘭の香る軒端の風の止む 野田ゆたか/破れ傘の俳句 驟雨避く軒端に開く破れ傘 野田ゆたか/おいらん草の俳句 花魁草咲ける順路に脂粉の香 野田ゆたか。