平成二四年 一月
01/2012
喫煙所
2012年・平成24年1月の野田ゆたか詠句 喫煙所の俳句など7句。
野田ゆたかは、俳句を生涯学習にして有季定型、旧仮名遣いの伝統俳句を詠んでいます。句を詠むにあたっては、句風は明るく、作句は楽しく、句の趣は深くをモットーにしています。
▼初明りの俳句 生駒嶺の空穏やかに初明り 野田ゆたか詠▼初髪の俳句 初髪の合せ鏡に福白髪 野田ゆたか詠▼初諷経の俳句 乳の実の父は仏や初諷経 野田ゆたか詠
▼なずなの俳句 薺打つ唄は知らねど我がリズム 野田ゆたか詠▼寒のはえの俳句 逸品は飴煮にしたる寒の鮠 野田ゆたか詠▼凍つの俳句 消灯の闇深ければ凍て早し 野田ゆたか詠
▼風花の俳句 晴れてゐて風花舞へる喫煙所 野田ゆたかの俳句