平
成
一
三
年
七
月
2001/07
日
雷
野田ゆたかの7月の俳句。西日の俳句 城垣の石に西日の匂ひけり、涼しの俳句 御影堂廊下涼しき大庇、虹の俳句 夕虹や画家が描たす泣黒子、雷の俳句 歯科医師の手を止めさせし日雷、青田の俳句 戻路は星に青田の匂ふ道、蓮の俳句 蓮咲くは早暁よりと聞きて来し、蓮の花の俳句 早暁を独り占めして蓮の花。野田ゆたか