平
成
一
三
年
六
月
2001/06
梅雨に入る
野田ゆたかの6月の俳句。葵の俳句 日の影を生みて葵の風変る、茂りの俳句 鳥居より来しだけ茂りゆくご陵、鰻の俳句 余業にも器用な男鰻割く、梅雨の俳句 雨樋を直せぬまゝに梅雨に入る、鮎の俳句 問診に鮎の釣果を問はれけり、青梅の俳句 青梅や月ヶ瀬茶屋の精進酒、六の俳句 六月の水位を上げて中之島。清月庵主 野田ゆたか。