平
成
一
一
年
三
月
1999/03
浅蜊飯
野田ゆたかの3月の俳句。土筆の俳句 一歩より応へる大地土筆摘む。蜆の俳句 還暦も職を退く日も蜆汁。木の芽の俳句 定年や闘志再び木の芽晴。浅蜊の俳句 隅田川見ゆる老舗の浅蜊飯。ものの芽の俳句 ものの芽や私も何か始めねば。春の風の俳句 済ませたる所得申告春の風。簗の俳句 日曜も休まず上り簗番屋。清月庵主 野田ゆたか。