平
成
一
一
年
二
月
1999/02
春兆す
野田ゆたかの2月の俳句。梅の俳句 速達や梅の便りと思ふ文。梅咲くの俳句 梅咲きて野路大いなる陽を賜ふ。春の俳句 眠くなり春の細胞分裂す。春兆すの俳句 林泉は音を戻して春兆す。定年の俳句 恙なき定年春を欲しいまま。余寒の俳句 落着かぬ余寒の旅でありしかな。雪崩の俳句 秘境てふ峡の雪崩を聞く泊。