平
成
一
〇
年
二
月
1998/02
春一番
2月の俳句。野田ゆたかの俳句。春の俳句 社員録いづれ吾の名の消ゆる春。梅の花の俳句 紅白は祝ぎの日の色梅の花。梅の香の俳句 事務室の梅香が仄とチャイム鳴る。春浅しの俳句 春浅し吹抜く風も木も草も。春の猫の俳句 枕辺の闇をくすぐり春の猫。春一番の俳句 筆を買ふ春一番の明けの日に。白魚の俳句 白魚の一合ほどの漁果かな。