平
成
八
年
四
月
1996/04
山葵
4月の俳句。山葵の俳句 山葵田の見えていよいよ奥山に。朧月の俳句 修験者を抱けし山の朧かな。桃の花の俳句 夜べの雨からりと晴れて桃の花。花の俳句 今日よりは急行止まる花の駅。行春(行く春)の俳句 ゆく春を二人でつつくもんじや焼。四月馬鹿の俳句 つき通す嘘がまことに四月馬鹿。春風の俳句 さざ波の彩を違へて春の風。清月庵主 野田ゆたか 俳句。