平
成
七
年
七
月
1995/07
蝉
7月の俳句。涼しの俳句 錦城といふ涼しき城に登り来し。サングラスの俳句 サングラス外せば声を掛けられし。蝉時雨の俳句 魚市場がらんと午後の蝉しぐれ。日焼の俳句 縫ぐるみ脱げば少女の日焼顔。汗の俳句 誤解解け汗の拳を解きにけり。向日葵の俳句 向日葵は庭にぽかんと自然体。蝉の俳句 この任地最後の蝉のうつろかな。清月庵主 野田ゆたか。