平
成
七
年
六
月
1995/06
入梅
6月の俳句。竹落葉の俳句 静けさや風止む刻の竹落葉。明易の俳句 明易や資格試験のせまり来る。葵の俳句 夕風にひともと葵揺れやまず。入梅の俳句 入梅の雨意に連なる峰の雲。萍の花の俳句 萍の花の白さや釣疲れ。尺蠖の俳句 生涯を尺蠖として誤差を忌む。十薬の俳句 十薬の夜目に明るき花のあや。清月庵主 野田ゆたか。