平
成
五
年
八
月
1993/08
桐一葉
平成5年8月の俳句。盆踊の俳句 下駄履きて踊デビューの孫娘。木槿の花の俳句 花木槿夕に凋むも今を生く。蓼の花の俳句 花蓼や湖の一辺暮れなずむ。蜩の俳句 蜩や刃体の痩せし菜包丁。走馬燈の俳句 閑居とは無声の世界走馬灯。桐一葉の俳句 桐一葉気力萎ゆれば身を退かな。踊の俳句 郷捨てて町で踊つてをりにけり。清月庵主 野田ゆたか。