平
成
五
年
七
月
1993/07
天道虫
平成5年7月の俳句。天道虫の俳句 天道虫登り詰めれば空がある。夜の秋の俳句 なんとなく誘はれ出でし夜の秋。香水の俳句 香水の瓶をポーチに旅鞄。ヨットの俳句 雨が来てヨットの影を煙らせる。炎天の俳句 炎天と学舎は在りし日のままに。雷雨の俳句 遠ざかる雷雨に見えて来し遠峰。夏の俳句 夏といふ一塊解けて澄める湖。清月庵主 野田ゆたか。