平
成
二
年
八
月
1990/08
星月夜
8月の俳句。犬蓼の花の俳句 赤のまま生駒は雨にけむりけり。星祭の俳句 星座表子らと広げて星今宵。盆踊の俳句 町会長踊つて見せて輪を作る。星月夜の俳句 乳たりて軽やかな息星月夜。秋初めの俳句 途切れずに杯よく回る秋初め。門火の俳句 魂迎ふ火の高からず老夫婦。魂送の俳句 魂送済ませて常の夜の静寂。清月庵主 野田ゆたか。