昭和六三
年
一〇
月
1988/10
実南天
10月の俳句。椎の実の俳句 椎の実の零れだしたる杜の空。小鳥の俳句 洗顔の水の冷やこさ小鳥来る。紅葉の俳句 記念樹の紅葉初めたる蒼き空。新酒会の俳句 新酒会句ごころ家に置きて来し。南天の実の俳句 実南天映えて厳下の手洗所。蘆原の俳句 芦原の俳句 柴犬のぬつと現る芦の原。新牛蒡の俳句 丁寧に笹がきにせし新牛蒡。清月庵主 野田ゆたか俳句。